拝啓 15歳の君へ

5歳のころ、昼と夜には境界があった。
日没後、街は僅かな残光に照らされながら、薄布のような闇にゆっくり覆われ、音は消え、空気は澄んで、光さえも青くなり、別の世界になった。
毎日顔を合わせているはずのクラスメイトと、なぜか、夜の公園で、深夜の街角で会いたいと思った。